「運命」は変えられなくても「運勢」は変えられます

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象山流四柱推命~運勢は変えられます

「運命」は変えられなくても「運勢」は変えられます

2022/05/12

「運命」は変えられなくても「運勢」は変えられます

「運命」とは、その人がこの世に生を受けた時に定められているもので、一生変えることができないもので、「運勢」とは、その時々の星の動きや周囲の環境等によって変化するその人の運の浮き沈みで、自分の意識や行動で変えることが出来ます。

 

今まで受講した生徒さんの中に、他所の占い師に『あなたは傷官という星があるので何をやっても上手く行かない』と言われた方がいらっしゃいました。確かに四柱推命は的中率の高い占術ですが、傷官の存在だけでその人の人生を否定するような占い師は、言い当てることは出来たとしても、その人の運勢を良くするためにアドバイスをするという大事な役割を全く果たせていません。

 

私は受講生の皆さんに次のように説明しています。

「同じ命式の人が全く同じ一生を辿ることはありません。

木の挿し芽を想像してみて下さい。同じ木から複数の挿し芽を作って植木鉢に植え、同じ場所に置きます。それらは全部同じDNAを持ち同じ季節、同じ天候を経験するので、同一生年月日の複数の人が同じ行運を経験するのと同じことになります。

そしてある植木鉢には丁寧な水やりや施肥、剪定などを施し、次の植木鉢は全く放置、更に他の植木鉢にはその木には不向きな土を等々と、生育条件を変えるのです。そうすると丁寧にお世話をした植木鉢には綺麗な花が咲き、放置した植木鉢は伸び放題で病害虫に蝕まれ、不向きな土だとあっという間に衰弱して枯れて行く等、結果は大きく異なったものになる可能性があるのです。

すなわち同じ命式の人であっても、その人の生まれ育った家庭環境やその人の意識や行動によって、その後の生き様は大きく変わって来るのです。」

 

確かに傷官は大凶星で、どれだけ開運法を駆使しようとも命式中にある傷官を消し去ることは出来ません。しかし象山流では傷官が出来るメカニズムに着目し、そこを改善することによって傷官の悪い作用を軽減させる開運法を見出しています。

また職業等によってはむしろ傷官の存在を必要とするようなものもあるので、命式に適した職業を選択するのも開運法の一つです。更に自分自身が傷官の作用を自覚して、その悪い部分が働きにくくなるような意識や行動をとることも非常に大事です。

 

象山流四柱推命学教室では凶星の開運法に関して特に力を入れて解説しています。市販の書物等では「印綬があれば傷官が抑えられて吉化する」的な記載が見られますが、それを傷官で困られているお客様が具体的に実践できる開運法としてアドバイスできてこそ、占い師の存在意義があると考えます。